Melting Pot of Thoughts

SaaSスタートアップのCTOです。思考の整理のため考えたことをメモとしてアウトプットしていくブログです。

『How Google Works』を読んだ感想

『How Google Works 私達の働き方とマネジメント』という本を読みました。一昔前に話題になった記憶がうっすらある本で、調べてみたら2017年9月発行で4年半前に出た本でした。文庫本サイズでたまたまお手頃価格で書店に並んでいたので、購入して読んでみまし…

巷のIT系勉強会に参加する意義

最近はITエンジニア向けの勉強会が世で毎日のように開かれています。Compass, TECHPLAY, Doorkeeperなどのサービスを見れば、面白そうな勉強会をたくさん見つけることができます。見に行けるだけでなく登壇ができる(自分が発表者になれる)ものもあります。…

考えることを仕組み化する

毎日を淡々と過ごしていると、刺激を受ける機会が少なくなり、思考が停滞しがちです。特にコロナ禍で外出する機会が減ったことで、何気ない日常から受けていた刺激などがなくなりました。「日が経つのが速くなった」と感じる人も多いそうです。 思考の停滞に…

『ティール組織』より『ティール型チームで構成される階層型組織』

最近特にIT業界ではティール組織であることを標榜する会社がちらほら出てきているのを感じます。実際、ティール組織が目指す「セルフマネジメント」「ホールネス」「組織の存在目的」という目的は素晴らしく、今の世代の価値観に合う考え方です。 一方、大抵…

ボーイスカウトルールをあらゆることに適用する

プログラミングには”ボーイスカウト・ルール”と呼ばれる有名な格言があります。 ボーイスカウト達は「来たときよりも美しく」という原則を大事にし、キャンプした後は過去に他の人が出したであろうゴミも持ち去りキャンプ前よりもキレイにしようという文化が…

1 on 1のテーマは人により大きく異なる

"1 on 1"は色々な会社で行われている人気の制度で、今やノウハウが本にもネットにもたくさん落ちています。 よく言われている1 on 1の原則としては、以下のようなものがあるかと思います。 1 on 1は1 on 1を受ける人のためのもの 1 on 1をする人は話を傾聴す…

日によってコミュニケーション密度を変える働き方

普段プログラミングしていて感じるのは、「細切れではないまとまった時間が確保できていないと集中して作業できない」ことです。 「あと1時間後にMTGがある」というだけでなぜか深く集中に入り込めなくなります。 深く集中するとそこから抜けるのに負荷がか…

新規開発立ち上げ期におけるコードレビューの役割

どんな開発現場でもコードレビューは重要です。今の時代だとGithubのプルリクエストなどをベースとしたコードレビューは、開発の現場ではもはや必須ともいえる制度です。 ただ私はスタートアップでの立ち上げ期を経て、新規開発立ち上げ期においてはコードレ…

コードそのものではなくプルリクエストを成果物として意識する

ソフトウェアエンジニアが直接的に生み出すものはプログラムのコードそのものです。 しかし個人的な経験として成果物をコードそのものではなくプルリクエスト全体だと捉えることでぐっと仕事の質が良くなったので、その話について書いてみます。 ※ 注:以降”…

”フルスタックエンジニア”という単語はもっとポジティブな意味で捉えられていいんじゃないか

個人的な感覚ですが、昔から"フルスタックエンジニア"という単語はネガティブに捉えられることが多い気がしています。 実際、試しに”フルスタック”とGoogle検索してみたところ、サジェストには「いらない」「器用貧乏」「笑」など、嫌われている雰囲気があり…