コロナ禍が始まった頃から完全フルリモート勤務になり、かれこれ1年半近く続けています。フルリモートならではの不便さは当然ありつつも、個人的にはすごく好きな働き方です。
1年半続けたことで、フルリモート勤務をする上での自分なりのコツがつかめてきたので書いてみました。
※ 組織のことは触れず、あくまで個人としての仕事スタイルのコツに限定してます
※ コワーキングスペースはあまり使っておらず、在宅勤務が前提です
※ 筆者はエンジニアで6~7割程度の時間はプログラミング関連の仕事をしています
- コツ1. 仕事前に最低限着替えること
- コツ2. ちょくちょく休憩時間をとること
- コツ3. 休憩時間に運動(筋トレ)すること
- コツ4. 集中する作業の場合はあえてチャットを落とす
- コツ5. スマホ・SNSを見れないような工夫をする
- コツ6. 課題で悩んだら、テキストで整理する・独り言をしゃべる
- コツ7. 前日の夜に次の日のTODOリストを作る
- コツ8. 集中に入るルーティンを意識する
- コツ9. オンラインコミュニケーションは各種工夫を
- コツ10. ファシリティは最低限整える
- コツ11. テンションが上がる飲み物を用意する
コツ1. 仕事前に最低限着替えること
ほとんどの人がしていると思いますが一応書いてみました。
寝るときと同じ服だとモードが仕事モードに切り替わらないので、気持ちの切り替えという意味では着替えたほうがよさそうです。
コツ2. ちょくちょく休憩時間をとること
集中力が持つのは大体の場合30分から45分ぐらいなので、集中が切れたと感じたらちょくちょく休憩を挟むと良いです。
ポモドーロテクニックという25分おき作業+5分休憩を繰り返すメソッドもオススメです。在宅の場合は、罪悪感なく堂々と休憩の際に仮眠もとれます(スマートスピーカーで声でアラームをセットするとお手軽です)。
オフィスに出社していた頃にも、ちょっと歩きまわったり同僚と雑談したりコンビニにコーヒーを買いに行ったりと軽い休憩はしていましたが、フルリモートだと意識しなければ休憩する機会ができづらいので自身で休憩の機会を意識して設けています。
コツ3. 休憩時間に運動(筋トレ)すること
『健全な精神は健全な肉体に宿る』という言葉もありますが、実際問題ずっと在宅で働き運動もしなければ肉体的に弱っていき気力も衰えていきます。
とはいえスポーツジム・ランニング等は運動時間を1時間近く必要とするため、中々毎日は続けづらいです。
個人的には在宅でもできる自重筋トレがオススメです。
私は自重筋トレとしてプリズナートレーニングというものをしていますが、全力疾走したとき程度に息が上がりますし筋肉がつくと基礎代謝も上がるため、いい運動になっています。
あとは最近はYouTubeに人気の在宅フィットネス動画がたくさん上がっているらしいので、(試したことはないですが)そういうのもいいのかもしれません。
コツ4. 集中する作業の場合はあえてチャットを落とす
Slackなどのチャットを使っている場合、チャットをつけたままにしているとどうしても連絡が来ないか気になってしまいます。
パブロフの犬のように、チャットが起動しているだけでそこに無意識のうちに意識が割かれているため、集中しきれない感覚があります。
この話については別記事でも触れています。
コツ5. スマホ・SNSを見れないような工夫をする
スマホ・SNSも集中力したいときには大敵となります。
数分の待ち時間ができたとき(エンジニアだとCIのテスト待ちの時など)に見るぐらいならいいのですが、作業中ふと少し集中が切れた際に見たくなってしまうときがあります。
スマホ・SNS中毒になっている感覚を覚えた際には、スマホ・SNSを見れないような工夫をするのがいいでしょう。
私は市販でスマホを物理的に箱に閉じ込めロックするようなアイテムを買ったり(「スマホ タイムロックボックス」とかで調べると出てきます)、BlockSiteというChrome拡張でTwitterを見れないようにしています。
コツ6. 課題で悩んだら、テキストで整理する・独り言をしゃべる
プログラミングの世界にはテディベアメソッドという手法があります。
仕事で困っている課題があったときに、テディベア(熊のぬいぐるみ)を相談役の人に見立てて話しかけると、自分の考えが整理され課題解決策が見つかるという、冗談のようなホントにある手法です。
仕事においても「壁打ち」という言葉があったりします。
課題で悩んでいるときに周りの同僚にその悩みについて相談に乗ってもらうことを指しており、壁打ちさせてもらうことで現状認識が整理され解決策が見つかったりすることがあります。
フルリモートだと壁打ち相手がいないので、セルフ壁打ちが必要です。
テディベアを使えばいいのですが、抵抗感があるので別の方法をとっています。
自分の考えを外にアウトプットさえすればいいので、テキストとして整理してみたり、独り言をつぶやいたりしています。
コツ7. 前日の夜に次の日のTODOリストを作る
前日の夜のうちに、次の日にやりたいことをまとめたTODOリストを作っておくと、翌日の仕事が捗ります。
フルリモートでなくても有効なテクニックだとは思いますが、特に仕事の区切りをつけづらいフルリモート勤務ではより有効です。
TODOリストがあると、タスクの区切りの曖昧さがなくなり仕事にメリハリがつきますし、作業開始・終了時間をTODOリスト内に書き込んでおくことで1日の終りの振り返りにも使えます。
当日朝にTODOリストを作るのでもいいですが、前日から作っておくと頭が整理された状態で仕事をスタートできるのでオススメです。
コツ8. 集中に入るルーティンを意識する
私の場合たまたま気づいたのですが、ヘッドフォンをつけて音楽を聞くとすぐに集中に入る癖があります。そのため集中したくなったときはヘッドフォンをつけるようにしています。
ルーティンを作ろうとして作ったわけではなく、たまたま集中に入るルーティンに気づけただけなのですが、そういったルーティンに気づけると非常に使い勝手がいい便利な方法となるので、なにか自分にルーティンがないか振り返ってみるのもいいかもしれません。
コツ9. オンラインコミュニケーションは各種工夫を
他の人とコミュニケーションを取る際の工夫の話です。
オンラインコミュニケーションはテキストを主体とするので、当然ながら情報やそのニュアンスがオフラインより伝わりにくいです。また情報の受け取り手としても不明な点を質問するのはコストがかかるため、初めの情報の伝え方が下手だと相互の認識が曖昧なまま仕事が進んでしまうことがあります。
テキスト情報の場合、論理的に整理されたものであるよう工夫するのはもちろんのこと、読みやすさも意識するといいでしょう。見出し・太字等の文字スタイルや、長い文章であればMarkdown形式で送るなど、工夫すると認識齟齬が起きにくくなり結果的に円滑に仕事が進みます。
また画像があれば、認識齟齬の可能性は一気に減ります。
Chrome拡張のAwsome ScreenShotは画像スクショを簡単にとり、そこに簡単にコメントを書き加えられる超便利ツールなので、イチオシです(↓)。
コツ10. ファシリティは最低限整える
労働環境は大事です。
速く安定したネットワーク回線・外部ディスプレイ・広めの作業机・疲れにくい椅子等、在宅勤務をするのであれば多少お金はかかっても環境に投資したほうがいいと思います。
コツ11. テンションが上がる飲み物を用意する
フルリモート勤務の初めのころは水や麦茶を飲んでいましたが、最近は水出しの紅茶やコーヒーで結構美味しいものが市販で売っていることに気づき、そういったものも飲むようになりました。特に紅茶はいろんなフレーバーがあり飽きないです。飲むとリラックスした気分になれます。
あとは食べ物(お菓子とか)を用意するのもいいと思います。
というわけでいろいろなコツを書いてみましたが、個人の仕事スタイルや仕事内容によりコツは様々かと思います。
この記事が自分なりのスタイルを見つける参考程度になればと思います。