Melting Pot of Thoughts

SaaSスタートアップのCTOです。思考の整理のため考えたことをメモとしてアウトプットしていくブログです。

JJUG CCC 2021 FallでKotlinの話をしました #jjug_ccc

JJUG CCC fall 2021というイベントで『Kotlinを研究する』というタイトルで40分喋ってきました。せっかく参加したので、雑に振り返ってみます。

JJUGはJapan Java User Groupの略で、JJUG CCCは年2回春と秋に開催される1日カンファレンスです

 

発表資料

発表スライドは以下のURLになります。

https://speakerdeck.com/doyaaaaaken/kotlinwoyan-jiu-suru

speakerdeck.com

 

発表動画は以下URLにて公開されています。

https://youtu.be/T6cS67VEGO4

youtu.be

参加したきっかけ

JJUG自体の存在は以前から知っていたのですが、今回のJJUG CCCはオンライン参加で登壇募集をしているという話をたまたま聞き、興味を持ったのがきっかけでした。

JJUG自体参加したことがなく、また発表時間が40分というハードルの高さから出るか迷いましたが、自分で動画撮影・編集して投稿するスタイルなのが面白そうだなというミーハー心から参加しました。

 

テーマについては、今Javaを使っている人に向けたKotlin情報を発表することにしました。
(※ 補足:KotlinはJava Byte Codeに変換可能な言語なので、JJUGのテーマ範囲に入っています)

具体的に何を話すか考えたときに、Abstractや発表資料内にも書いたのですが、徹底的に客観的にKotlinの現状や概要について話す発表内容にしました。(そういう意図で『研究する』というタイトルにしました)

Kotlinに関する発表は世の中にたくさんありますが、基本的には個人の意見がベースとなっています(たとえば『この言語仕様がイケてる!』といった内容)。
熱意がのった発表で興味をもってもらう上ではすごくいいのですが、どうしても断片的な一部の情報にフォーカスする形にならざるを得ない課題があるなと思っていました。
(特にJavaを使っている人が)Kotlinの現状や思想を客観的に整理された形で知れる発表があるといいんじゃないかという思いがあり、今回のような内容にしました。

 

『興味は持っているけど、根拠がないため採用するのには踏み切れない』現場に対し、意思決定の後押しになるような情報を提供できればいいなぁと思い、2021現在のKotlinの現状について頑張ってまとめています。

 

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発表のAbstract(概要)も貼っておきます

事前準備について

今回のイベントは『40分の発表動画を事前に用意し、本番ではそれを流したのち、ライブで10分Q&Aする』という形式でした。
JJUGさんとしても初のオンライン開催だったそうですが、私も『動画を作って投稿する』という形式は初めてだったので新鮮でした。

 

せっかく作るんだから今どきの動画編集ソフトを使ってみようと思い、mmhmmを使ってみました。
mmhmmは元Evernote創業者の方が作ったバーチャルカメラアプリで、web会議や動画編集ができるアプリです。
ニュース番組のように『ワイプで右下に自分の映像を投稿しながらプレゼンする』といったことができるらしいと聞いていたので試しに使ってみましたが、ユーザガイドを読まずとも簡単に操作でき40分の動画を作れてしまいました。

 

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mmhmmを使いワイプで自身を表示するとこんな感じになります

ワイプ表示の他にも、スライド資料を表示・操作できたり、マウスポインターを表示したり、一発撮りしないで済むようリテイクして部分部分をつなぎ合わせることもできたりと、私のような素人でも簡単に動画が作れました。
(特にリテイク機能にはお世話になりました。2, 3スライド単位での録画をうまく撮れるまで繰り返し、あとはうまく行ったテイクを繋ぎ合わせました。)

 

Youtuberとか動画投稿者・配信者が増えてきている中、誰でも簡単に動画が作れる便利な時代になったんだなぁと痛感しました。

 

当日の感想

当日は録画したものを流すだけで、ライブでの登壇は10分だけだったので、特にプレッシャーもなく気楽なものでした。
自分の録画配信を見ながら、てんやでテイクアウトした天ぷらうどん(しいたけ天トッピング)を美味しくいただいていましたw

 

他の人の配信を見た後に改めて自身の配信を見ると、顔画像暗いなぁとかテンション低いなぁとか、色々と気付きが多くてよかったです。
今回は初の動画投稿ということで作るので精一杯でしたが、次に動画を作る機会があったときはもっといいものを作ってやろうと思いました。

 

他のセッションに対する感想

Javaに関わるという共通点はありつつもいろんな分野から集まっているので、自身が普段聞けないような話が聞けて新鮮でした。
私はWeb系にいるので、エンタープライズ系の話とか、あとはGraalVMの話のようにコアな話を聞けて刺激になりました。

あとは自身が発表者ということもあり、他の人の発表スタイルに目がいきました。
慣れない動画形式のはずなのに発表が上手な方が結構多かったです。
自分が見た発表の中だと

  • NTT OSSセンタの石井さんが発表のGraalVMのベンチマークの話は一切淀みがないキレイな喋り方でした
  • @ihcomegaさんが発表のJFrogのアーティファクト管理の話はdeveloper advocateというだけありスライドもプレゼンも参考になるレベルの高さでした
  • @yy_yankさんのDebeziumの発表は、Youtuberのようにしゃべるたびに面白い字幕がつけられていて40分なのに全く飽きがこない内容でした
  • @nrslibさんのイベント駆動の発表も、商用動画かと思えるクオリティでした

上手い人ばかりで、自分も発表のレベルを上げなきゃなぁと感じさせられました。

 

さいごに

40分の発表スライドの作成する作業や、それを40分の動画として編集する作業はなかなか大変でした。ただ今回のような機会でないとできない経験なので、貴重な経験ができたなと思いました。

コロナ禍で最近技術的な刺激が中々ないなという課題を感じていたところでしたが、そういう刺激が受けられ参加できてよかったです。